株式投資

株の売り方、利確タイミング(買うより売る方が難しい)

一見矛盾のように見えるけど、筆者の周りの10年以上投資している個人投資家たちはほぼトータルで見ると負けている人がいません。

理由について
①長期投資すれば、時間が味方をしてくれます。
②長期投資すれば、経験値や心構えが変わり、一喜一憂せずパニック売りの回数が減ります。    
③長期投資すれば、ニュースや材料を読めるようになります。
④長期投資すれば、レバレッジを使わなくなるか、安全ラインでコントロールできるようになります。  ←退場のリスク

ひたすら売らず、我慢する投資法
個人投資家にとって時間が一番の味方です。筆者の知り合いの一人は買った銘柄が損になったら、何かあっても絶対売らない手法をとっています。利益が購入金額の20%になったら売却します。
彼は主に倒産するリスクが低く、中大型+配当あり+株主優待のある会社メインに投資しています。含み損がある時に株主優待と配当を貰いつつ、購入金額+20%利益になる迄保有します。
ほとんどの証券会社アプリは株価アラーム機能(株価が〇〇円になったら知らせてくれる)があるので、彼の方法は例えば、1,000円である銘柄を購入して、1,200でアラームを設定し、普段ほぼチャートや会社の決算書などを見ません。

負けなければ、イコール勝ち
100万円で投資スタートとすると、50%損確定したら50万になります。50万円で100%の上昇が無ければ、100万円に戻りません。
株式市場はたまに意味不明の動きをします。急騰急落が繰り返しするため、初心者など投資経験が短い投資家は急落の際によく損切りする傾向が有ります。さらに損失を拡大することに恐れています。

(人間なので、完璧な人がいないと思います。)恥ずかしい話ですが、実際私もコロナの際に3日連続ストップ安の銘柄があって、3日目PTSで損切りし300万円損を出しました。

出口戦略
先日のシャープの例に限らず、個人的に売るタイミング以下の3パターンを基準にしており、個人投資家にもお勧めしたいです。
A購入価格の2倍になったら、半分利確し、投資資金全額回収して、残りの半分を長期保有(主に、急に、短期間、材料が出たなどの理由で2倍になった場合)
B購入価格の3倍になったら、三分の一を利確し、投資資金全額回収して、残りの分を長期保有(中長期保有株)
C購入価格と関係なく、25日移動平均線を連続2日以上割り込んだら、半分売却(長期保有株)

普段なら、1,000円前半ホルダーとして、今回シャープの株価の動きであれば、こんなに短期間で2倍になって①該当するので、半分利確してもいいのです。
しかし、Aを使う場合のほとんど、ポジティブなIRが発表され、イナゴ投資家が飛び付いた時です。今回ポジティブなIRどころか、子会社の不正会計の発覚が最新です。
よって、今回私の出口戦略はBの3倍になったら、三分の一を利確し、残りの部分をホールドし、上値を取りに行きます。万が一、落ちてきたら、C戦略に切り替わります。

最近シャープの株が急騰したので、シャープを例にして説明しましたが、ほかの長期間保有株も同様に上記の方法を使えば、比較的に大きな利益を得られると思います。