株式投資

【2020年】株式投資基本~株の基本用語

最低限を知っておいたほうが用語を紹介します。

株式投資をこれからやりたい方は株式投資関連の基本用語の中で初心者が意味を理解しておいた方が良い基本用語になります。

株式

株式とは、「株式会社の株主としての権利を表す有価証券」です。株式を購入して株主になるということは、持分(取得株式数)に応じた「株式会社のオーナーとしての権利」を取得するということです。株主としての権利には、「経営に参加する権利<経営参加権>」、「利益の配当を受ける権利<利益配当請求権>」、「会社が解散した時に残余財産の分配を受ける権利<残余財産分配請求権>」などがあります。

証券コード

株式の銘柄には証券コード(銘柄コード)というものがあります。これは上場企業に割り当てられている4桁の番号です。

銘柄

有価証券の名称のこと。簡単に言えば上場している「企業名」

単元

売買単位の整数倍の株数で取引が行われます。売買単位のことを1単元といい、各上場会社が定めます。上場会社はほとんど100株を1単元としています。

例えば、1株500円の会社を買おうとすると、100株を1単元となるため、最低投資金額が50,000円になります。

PER/株価収益率

PERとはPrice Earnings Ratioの略で、株価が1株当たり純利益(EPS:Earnings Per Share)の何倍まで買われているか、すなわち1株当たり純利益の何倍の値段が付けられているかを見る投資尺度です。現在の株価が企業の利益水準に対して割高か割安かを判断する目安として利用されます。PERの数値は、低いほうが株価は割安と判断されます。なお、1株当たり純利益は当期の予想数値を用いるのが一般的です。一般的に利益成長の高い会社ほど、将来の収益拡大の期待が株価に織り込まれるため、PERは高くなる傾向があります。しかし、PERが何倍だから割安、割高という絶対基準はなく、業種によってPERの水準は異なりますので、同業種間、経営内容の似ている企業間での比較に用いるのが一般的です。

PBR/株価純資産倍率

PBRとはPrice Book-value Ratioの略で、株価が1株当たり純資産(BPS:Book value Per Share)の何倍まで買われているか、すなわち1株当たり純資産の何倍の値段が付けられているかを見る投資尺度です。現在の株価が企業の資産価値(解散価値)に対して割高か割安かを判断する目安として利用されます。PBRの数値は、低いほうが割安と判断されます。なお、PBR=1倍が株価の底値のひとつの目安(株価と資産価値が同じ)とされてきましたが、近年は長い間1倍を下回ったままの銘柄も多くなり、必ずしもPBRの1倍割れだけを底値の判断基準とすることはできなくなっています。1株当たり純資産は、いわば企業の(帳簿上の)解散価値といえますから、PBR=1倍は、株価とこの解散価値が同じ水準と判断されるのです。
例えば新興企業は一般的にBPS算出の分子部分となる純資産が少ないためにPBRが高くなりがちとなるなど、一概にPBRが高い=株価が割高と決めつけられるものではありません。この場合、ライバル会社や同じ業種、セクターの企業などと比較するほうが適切といえるでしょう。

時価総額 (じかそうがく)

各銘柄の時価総額とは、通常、「株価×発行済株式数」で計算されるもので、その企業の規模を示しているものといえます。また、「東京証券取引所市場第1部の時価総額」などという場合は、東証1部上場企業の時価総額を合計したものです。これは、東証1部の市場規模を示しているといえます。なお、一部の銘柄で発行済株式数と上場株式数が異なることから、「株価×上場株式数」を時価総額とする場合もあります。さらに、TOPIX(東証株価指数)を算出する際に使われている時価総額は、上場株式数のうち大株主などの安定株主の保有株数を除いた「浮動株数」(=上場株式数×浮動株比率)をもとに計算しています。

まとめ

株式の用語がたくさんあります。基本となる部分は焦らずに少しずつに覚えたほうがよいと思います。基本を固めて一歩一歩やっていきましょう。